おすすめ小説:みをつくし料理帖シリーズ
みをつくし料理帖シリーズ
「八朔の雪」
「花散らしの雨」
著:高田郁 ハルキ文庫

幼い頃に水害で両親を失い、
奉公先の大阪の料亭で料理人としての才覚を磨き始めた少女、澪
さまざまな事情から、料亭の女将とともに江戸で暮らすこととなり
江戸の蕎麦屋「つる屋」で料理を任されていくようになっていく…
大阪と江戸の味覚、食習慣の違いに戸惑いながらも奮闘する
「頑張る女の子」の物語。
読んでいても美味しさが伝わってきそうな料理、
さらに巻末に料理の一部のレシピ付き。
それぞれに辛い過去を持ちながら支えあってく周囲の人間の温かみ
無愛想ながらも頼りになる謎の浪人、
食が持つ健康への働きをさらりと教える優しい青年医師…

料理、人情、涙、恋愛と、とても女性向きな時代小説です。


<雲外蒼天> 艱難辛苦が続くが、それを乗り越えれば、
かならずや誰も見たことのないようなきれいな青空を見ることができる

主人公、澪は幼い頃、高名な易者にそのような運命にあると伝えられます。
この小説は「雲外蒼天」が非常に大きなキーワードになります。

エピソード一つ一つに無駄がなく、丁寧に積み上げられ
暖かい感動を生み出していく…。
現在シリーズとして2冊出ていますが、続刊が待ち遠しい作品です。


この作品、女性向け漫画が似合いそうだなーと思いましたが、
作者の方はかつて、漫画原作者として活動されていたそうで
ふとその頃のペンネームで調べてみましたが、
自分が読んだことがあり、すごい感動した作品の作者さんだったことを知りました。
まさか「軌道春秋」の作者さんだったなんて!


この小説のおすすめ記事を書こう書こうと思いつつ、
なかなか書けずにいましたが、
つい先日、この小説が漫画化され、単行本が出たことを知りました。

集英社 Office you comics
八朔の雪 みをつくし料理帖
漫画:岡田理知

表紙のかなり少女漫画的な絵柄に驚きましたが、
江戸の町、老若男女のキャラクター群も丁寧に描かれ、
定められたページ数で話を進めるよう
原作を無理のないレベルで端折りつつ、
単行本1冊で原作1冊目の前半部分を描いています。

絵が入ることでよりわかりやすくなる部分もありますが、
伏線というよりも激しいネタバレになってしまう部分もあり
原作を知ってる人間としては、この後の展開の良さが
下手すれば半減するんじゃなかろうか、編集も止めさせなよ
と思う部分もあり、でもコミカライズとしてはいい作品でした。
でもできれば先に原作読んだほうがいいと思うなぁ。

あとちょっと若い男性の書き分けが甘いというか。
謎の浪人、小松原と青年医師、源斉先生はもっと
両極端になるくらいのデザインがいいと思う。
今後、さらにもう一人重要な役どころの若い男性が出るので
そこに不安が。

でも中年男性~老人がきちんと描かれているので
そこは読んでていい感じ。今後出てくるキャラにも期待できます。

漫画版は、女性向きな原作を丁寧にコミカライズしています。
でも漫画で端折られた原作部分も、より深い感動を生む
小さいながらも大切なエピソードなので、
漫画版から読まれている方も原作を強くおすすめします。


でもまぁ、コミカライズは自分の脳内で中田雅喜さんが担当してたから
男性陣にちょっと違和感が…と勝手な感想。
【2010/02/27 21:48】 | 雑記 | トラックバック(0) | コメント(0) | Top▲
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